4月から新1年生の子どもを持つ親の心配事はつきませんよね。
今まではいつも大人が一緒だったのに、小学校に入学すると1人で行動することが急に増えます。
登下校はもちろん、お友だちが出来ておうちに遊びに行ったり、学童や育成クラブへ行ったり。。
今回は、小学1年生の入学前の防犯対策と子どもへのわかりやすい伝え方とおすすめグッズについてお伝えします♪
小学1年生の入学前の防犯対策で子どもへのわかりやすい伝え方
防犯対策の第一歩は、まずは子ども目線で安心を伝えることが大事です。
なぜ子ども目線で安心を伝えることが大事なのか?
大人は子どもに防犯対策を伝える時、どんな怖いことがあるのかという事例をたくさん話してしまいがちです。
ですが、それだと子どもをむやみに怖がらせてしまうだけになってしまい、何かあったときに自分がどう行動したらよいかはわかりません。
・怖い事例をたくさん知ることよりも、「安全な人・場所」を子ども自身が覚えること。
・信頼できる大人は自分が嫌がることはしない、とわかるようにすること。
例えば、お父さんがブランコを押してくれていて、勢いが付きすぎて怖くなり「やめて」と言ったらすぐにやめてくれる。
そんな、自分の気持ちや行動を尊重してもらえる、安心で安全な感覚を知っていれば、危険な状況がわかるようになっていきます。
その上で、子ども自身が何ができるかを一緒に考えるのが大切です。
「知らない人にはついていかないでね」「気をつけようね」という言い方は子どもにとっては何をしたらいいのかが分かりません。
なので、具体的な例を挙げて一緒に考える練習をしてみましょう。
まずは基本的な対処法を教えておく
まずは、自分の身を守るための基本的な対処方法を教えておきましょう。
危険を感じたら、話しかけられても答えなくていい
子どもには「あいさつは大切」「あいさつをちゃんとしよう」と園でも家庭でも教えますよね?
なので、子どもは大人に話しかけられたら答えないといけないと思っています。
でも、「変だな」「嫌だな」と危険や不安を感じたときは答えなくていいと教えておきましょう。
怖いと思ったらとにかく走って逃げる
子どもは大きな大人に力ではかなわないので、危険を感じたらとにかく走ってその場から逃げることが大切です。
安全な距離をとる
子どもと大人、2人ともが手を伸ばしても届かないくらいの距離をとることが大事です。
相手がつかもうとしても、逃げることができます。
逃げる時はどんなことをしてもいい
子どもたちは普段は暴力はいけませんと教えられていますよね。
ただ、危険を感じたときは、逃げるためなら何をしてもいいことを教えておきましょう。
腕をつかまれたりしたら力では勝てないので、「叩く、蹴る、暴れる、叫ぶ」など、できることは何でもやっていいと伝えて、親と練習してみるといいと思います。
大人には力では勝てない、と実際にわかることも大切です。
怖い目にあいそうになったことを大人に知らせる
怖い目にあっても、自分が悪かったのでは、と大人に話せない子もいます。
「こういう時○○ちゃんは悪くないから、ちゃんと教えてね。」と話しておいたり、嫌なことがあったことを話して来たら、「無事でよかった。教えてくれてありがとう。」などと、大人に話すことに安心感を持ってもらうことが大事です。
具体的な例って?
「ありそうな声かけ」や「子どもにできること」を一緒に考えてみましょう。
そうすることで、突然声かけなどをされても自分で対処できることが増えます。
具体例①「道を教えてほしい」と知らない人が近づいてきた
大人が小さな子どもに道を聞くのはおかしいですよね?
聞かれても答えないで、立ち止まらずに知らない顔して走って逃げていいよと教えましょう。
具体例②「名前を教えて」と声をかけられた
顔を見たことがあっても、「知っている子のお母さん」など、はっきりどこの誰かわかっていない人にこんな風に聞かれたら、自分のことは教えなくていいよと伝えましょう。
名前や自宅の場所、家族の名前や仕事を聞かれても、答えずにとにかくその場から走って逃げた方がいいです。
具体例③急に手をつかまれたら
全力で手を振り切って離れて逃げるようにしましょう。
力が強くて離せなかったら、噛みついたり叩いたり、蹴ったり、とにかく何をしてもいいから相手から離れましょう。
交番やお店、「子ども110番の家」など、安全な人のいるところまで走って逃げるように伝えておきましょう。
※交番やお店、子ども110番の家の場所を事前に一緒に確認しに行きましょう。
具体例④「お母さんが事故にあって、病院につれてきてって頼まれた」「迎えに行ってきてと頼まれた」と言われた
何があってもお迎えに行くのはお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんの誰かだけですよね?
他の人に頼むことは絶対にないから、そういう時は何も言わずに走って逃げようと伝えましょう。
1人で登校、放課後の遊びはいつからOK?
集団登校や半登校がある地域は安心ですが、取り組みを行っていない地域の場合は1年生のうちは、親が大丈夫と思えるまでは一緒に登校してあげた方が安心です。
通学路に危険なところはないか一緒に確認しながら歩いたり、車の多い通りを避けて登校する習慣をつけることなどが、子どもを守ることにつながります。
一緒について行けない場合も、なるべく子どもが一人にならなくていいように一緒に行く近所の子を探しておくのも良い方法だと思います。
放課後の遊びも、どこまで行っていいのか、誰とどこで何時まで遊ぶのかなど、きちんと確認しておきましょう。
相手の親御さんとも安全を守るために話し合えるとベストです。
お互いの家庭で協力しあえるととても安心ですよね。
子どもの防犯対策おすすめグッズを紹介
子どもを守るために持たせておくと便利な防犯対策グッズをご紹介しますね。
防犯ブザー
定番の防犯ブザー。入学時に小学校でもらえることも多いようです。
もらえない場合は安価でかわいいものもたくさん出ているので、ぜひ購入しましょう。
使い方を自宅で練習しておくと安心です。ランドセルにつけたまま急いで使えるかなど、確認しておきましょう。
キッズ携帯
キッズ携帯は悩む親後さんも多いと思いますが、持たせておくと安心です。
充電し忘れたり、どこかに置き忘れたりなくしたりなどしないよう、注意が必要です。
放課後お友だちと遊ぶ約束をしてきたりしたときに、必ず身に着けていくポーチやボディバッグなどをしっかり決めておきましょうね。
うちに遊びに来て忘れていく子も何人かいました。
肌身離さず持っておくようしっかりとお約束をしておきましょう。
今はSIMフリーのキッズ携帯もあるので、安価に抑えることも可能ですよ。
GPS端末
最近子どもにも持たせる家庭が増えてきたGPS端末。
親がスマホで子どもがどこにいるかすぐに確認できる優れものです。
メールを送ったりできるものもあります。
携帯はまだ持たせたくない、などの場合に持たせておくと安心ですよ。
学校で申し込めるものもあるので、そちらでもよいと思います。
小学1年生、入学前の防犯対策は?子どもへのわかりやすい伝え方とおすすめグッズについてまとめ
今回は、小学1年生の入学前の防犯対策、子どもへのわかりやすい伝え方とおすすめグッズについてお伝えしました。
大切な子どもが自分で自分の身を守れるよう、親としてできる準備はしておきたいですね。
ぜひ入学前に一緒に話し合ったりする時間を持って見てくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
楽しい小学校生活を送れますように♪
コメント