おばあちゃんの味としてなじみ深い【ふつもち】をご存じですか?熊本では「おばあちゃんの味」として、スーパーや物産館でも販売されているんですよ。
今回は、そんな【熊本郷土料理】ふつもちについて、食べ方・ポイント・名前の由来などを紹介します!
【熊本郷土料理】ふつもちってなに?
≪ふつもち≫とは、熊本の郷土のお菓子で、ヨモギ団子のことです。
熊本の特に北部地方(山鹿・菊池・鹿本方面)で昔から作られている伝統的なお団子で、地元では「おばあちゃんの手作り」のイメージが根強く残っています。
【熊本郷土料理】ふつもち作り方とおすすめポイントを紹介!
私が実践しているふつもちの作り方とおすすめのポイントをご紹介します!
材料
一般的な材料はこちらです(大きめの餅:およそ10個分)
- もち米粉:100g
- うるち粉:50g
- 白玉粉:40g
- 砂糖:40g
- よもぎ:40g
- ベーキングパウダー:1/4t(小さじ)
- 水:150cc
- あんこ(粒あん・こしあんはお好みで):300g
作り方
作る前にヨモギの下処理を行いましょう。また、作り始める時には蒸し器の準備をしておくと作業がスムーズです。
- (前準備)ヨモギはよく洗い沸騰したお湯に入れて灰汁を取り除き、みじん切りにする。 ゆでる時にベーキングパウダーを入れると色が鮮やかになります
- あんこは30gを目安に丸める
- 粉ものの材料は一緒に混ぜておく(白玉粉・砂糖など)
- ヨモギに湯を加え150ccにする(餅が全体的に緑色になる・お湯は熱い方が餅がやわらかくなりやすい)
- よく全体が混ざったら、生地を10個に分ける
- ②のあんこを⑤で包む
- 蒸し器で12〜15分ほど蒸す
- (おすすめの食べ方)きなこをまぶして食べるのもおすすめ!
おすすめポイント
ふつもちを作るうえで欠かせないのが≪蓬(ヨモギ)≫ですね!
ヨモギは例年4月ごろからお店で目にすることが多いです。道の駅や物産館にもこの時期は多く並んでいますよ。以前お店の方に伺った時に

5月ごろのヨモギは香りが強く葉がやわらかいものが多い
という話を聞いたので、私はその時期に購入したヨモギを冷凍保存しています!冷凍保存することでいつでも作ることが可能です。
【熊本郷土料理】ふつもちの名前の由来は?
ヨモギ団子のことをなんで【ふつもち】というか…気になったので調べてみました!
ふつもちの≪もち≫は、そのままお餅のことなので、気になるのは≪ふつ≫の部分ですよね。ふつというのは熊本だけでなく九州地方の方言で≪蓬(よもぎ)≫のことなんだそうです!
なので、一般的な呼び名である「ヨモギ餅・ヨモギ団子」と一緒ということですね。
ヨモギは香りがとてもよく「春」を感じることが出来ます!新鮮なヨモギで作りたいときは3月〜5月頃がおすすめです。
【熊本郷土料理】ふつもちってなに?作り方・ポイント・名前の由来も紹介!についてまとめ
熊本の郷土料理【ふつもち】について紹介しました。
今回紹介したレシピや作り方は一般的な物ではありますが、「それぞれの家庭の味・形」があるのでいろんな場所で見つけたら食べ比べをするのもおすすめですよ!
特に熊本は道の駅が多いので「おばあちゃんの手作りふつもち」をぜひ探してみてくださいね。
コメント
ふつ餅は文中にも書いてある通り九州全体の呼称で熊本特有のものとは違います。